BLOG
猫背が“楽”に感じるのはなぜ?
こんにちは!勝太のジムの玉岡です。
「良い姿勢をしようと思ってもすぐ猫背に戻ってしまう」
「背筋を伸ばすと疲れるのに、丸めた姿勢だと落ち着く」
そんな経験はありませんか?
猫背は見た目としては悪い姿勢と言われることが多いですが、
体にとって“楽”だと感じてしまう理由があります。

引用;https://yogajournal.jp/16136
なぜ猫背が楽に感じるのか?
① 重力に「寄りかかれる」姿勢だから
本来、姿勢は背骨やインナーマッスル(腹横筋・多裂筋・横隔膜・骨盤底筋)が支えています。
しかし猫背の姿勢では、筋肉ではなく骨や靭帯に重さを預けて止まる状態になるため、筋肉を使わずにいられます。
→ 省エネ模式で“楽”に感じるだけ です。
② インナーマッスルが弱いと良い姿勢は疲れる
姿勢を伸ばした状態を保つには、
背骨を支えるインナーマッスルが働く必要があります。
ここの機能が弱い人ほど、良い姿勢が続かず、
結果として崩れた姿勢=猫背がデフォルトになります。
③ 胸椎や肋骨が硬く、そもそも伸びない
胸椎が硬いままでは、
背筋を伸ばそうとしても動きが出ません。
そのため、身体は「伸ばせる範囲ではなく動ける範囲」に落ち着きます。
→ このクセが積み重なり、猫背が定着していきます。
④ 呼吸が浅くなり、自律神経が“落ち着いていると錯覚する”
猫背では胸がつぶれ、横隔膜が十分に動かなくなります。
呼吸が浅くなることで、体がぼんやりとした静かな状態になり、
一時的にリラックスしているように感じることがあります。
しかし本来は、疲れが抜けず回復しにくい呼吸パターンです。
⑤ 脳が猫背を「正しい姿勢」と認識してしまっている
人は長く続けた姿勢をニュートラル(正しい位置)だと脳が学習してしまいます。
そのため正しい姿勢に戻ると違和感が出て、
体は元に戻ろうとします。
→ 習慣ではなく、身体の学習の問題です。
改善のポイント
-
胸椎の伸展・回旋の可動域を出す
-
呼吸で腹圧を整える(横隔膜を使う呼吸)
-
体幹を固めるのではなく、支えながら動かす練習
-
肩甲骨と肋骨を動かし、背中で支える感覚を育てる
特にピラティスや機能的トレーニングは、
「姿勢を正す」のではなく
“動ける体”に戻すアプローチなので、猫背改善と相性が良い方法です。
猫背が楽に感じてしまうのは、意志の問題ではなく、
筋肉の働き方・呼吸・関節の動き・身体の学習が関係しています。
姿勢は“頑張ってキープするもの”ではなく、
自然にラクでいられる位置に戻すもの。
体を整えながら正しい機能を取り戻すことで、
猫背でも反り腰でもない、負担の少ない姿勢に変わっていきます。

