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インナーを鍛えて“背骨が一本長くなる”感覚へ
こんにちは!勝太のジムの玉岡です。
姿勢を正そうとして、背筋をピンと伸ばしていませんか?
一見きれいに見えるその姿勢、実は力で引き上げているだけかもしれません。
本来、体をまっすぐ支えるのは外側の筋肉ではなく、インナーマッスル。
この深層の筋肉が働くことで、体の中心から自然に「伸びる感覚=エロンゲーション」が生まれます。
インナーが作る“内側の支え”
体幹を支えるインナーマッスル(腹横筋、多裂筋、骨盤底筋、横隔膜)は、動く前にわずかに収縮して体を安定させます。
この協調的な働きを「コアユニット」と呼び、ここが整うことで、背骨は内側から支えられた一本の柱のように機能します。
つまり「筋力で引っ張る」ではなく、「内側の支えで自然に伸び上がる」状態になるのです。
背骨が一本長くなるような感覚とは
エロンゲーションとは、背骨を一本に引き上げるのではなく、一つひとつの椎骨の間を広げるように動かすこと。
多裂筋や深層の姿勢筋がバランスよく働くことで、脊柱が分節的に動き、圧迫やねじれが減ります。
結果として、姿勢が整いながらも力みが抜け、「軸が通っているのに軽い」感覚が生まれます。
これはピラティスで多くの方が感じる「背骨が長くなったような感じ」に近い状態です。

引用;https://ts-pilates.com/column5/
重力に逆らわず、調和する体へ
インナーが働くと、体は重力に対して“持ち上がる”ようにバランスを取ります。
これは抗重力筋が効率的に働いている証拠。
背中や首の表層筋(脊柱起立筋・僧帽筋)に頼らず、内側の安定で姿勢を保てるため、肩こりや腰の張りも減ります。
また、呼吸と連動することで、体幹の内圧が一定に保たれ、よりしなやかで安定した動きが可能になります。
インナーを鍛える目的は、見た目の引き締めだけではありません。
それは「体を内側から支え、背骨が一本長くなったような感覚で動けるようにする」こと。
この感覚こそが、ケガをしにくく、疲れにくい体の土台になります。
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