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脊柱の柔らかさと年齢の関係|硬くなる理由と予防のポイント
こんにちは!勝太のジムの玉岡です。
「昔より背中が硬くなった気がする」「振り向きにくい」
そんな体の変化を年齢のせいだと感じていませんか?
確かに年齢とともに背骨(脊柱)の柔軟性は低下しやすくなります。
しかし、それを放置するとケガや不調のリスクが高まります。一方で、正しい運動を取り入れることで柔らかさを保ち、年齢を重ねても快適に動ける体を維持することは可能です。
年齢とともに脊柱が硬くなる理由
脊柱は、椎骨と椎間板、靭帯や筋肉によって支えられています。
加齢によって以下のような変化が起こります。
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椎間板の水分が減少:クッション性が落ち、しなやかな動きが制限される。
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靭帯や筋肉の弾力が低下:伸び縮みがしにくくなり、動きの幅が狭まる。
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同じ姿勢・同じ動作の繰り返し:特定の部分だけが硬くなり、動きに偏りが出る。
引用;https://www.nikkei.com/nstyle-article/DGXMZO84877140W5A320C1000000/
硬さが招くリスク
脊柱の柔軟性が落ちると、次のような不調やリスクが増えます。
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腰痛・ぎっくり腰:硬い部分をかばい、腰に過剰な負担が集中。
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肩こりや首の痛み:胸椎が動かないため、代わりに首や肩に負担がかかる。
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呼吸が浅くなる:胸郭が広がらず、自律神経の乱れや疲労感にもつながる。
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転倒リスクの増加:体幹の柔軟性が失われるとバランスを崩しやすくなる。
ストレッチだけでは足りない理由
背骨の可動性を保つには、単純に前屈や背伸びをするだけでは不十分です。
重要なのは 「どの筋肉・どの関節を動かすか」 を意識すること。
◎筋肉のポイント
・脊柱起立筋:背中を伸ばす力を発揮
・多裂筋:背骨を細かく安定させる
・腹斜筋・腹横筋:体幹を支えながらひねりの動きを作る
◎関節のポイント
・胸椎:猫背改善や呼吸の深さに直結
・腰椎:動きすぎると痛めやすいため「安定」が重要
・股関節:脊柱と連動して動きをスムーズにする
例えば「胸椎は動きを出す」「腰椎は安定させる」といった役割を押さえないと、逆にケガのリスクを高めてしまうのです。
年齢とともに脊柱は硬くなりやすいものの、適切な運動とケアで柔軟性を維持することは十分可能です。
背骨をしなやかに保つことは、姿勢改善やケガ予防だけでなく、呼吸・自律神経・生活の質そのものを高めてくれます。
当ジムでは、理学療法士による筋膜リリースやストレッチで体を整えた後、ピラティスや体幹トレーニングで再発を防ぐ体づくりをサポートしています。
「年齢だから仕方ない」と諦めず、正しく動かしていくことで、脊柱はまだまだ若々しさを取り戻せます。