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肩関節脱臼とは?
こんにちは!!
勝太のジムの水野勝太です!
今回は肩関節脱臼についてです。
肩関節の脱臼とは?
肩関節の脱臼とは、腕の骨(上腕骨)と肩甲骨で構成される肩関節が、本来あるべき位置から外れてしまう状態を指します。
スポーツ中の激しい動きや転倒など、強い力が加わったときに起こることが多く、痛みや動きの制限を伴います。
引用; 社会福祉法人 仁生社江戸川病院 反復性肩関節脱臼より
なぜ肩関節は脱臼しやすいの?
肩関節は、身体のあらゆる関節の中でも最も可動域が広く、腕を様々な方向に動かすことができます。 しかし、その反面、関節を安定させる構造が他の関節に比べて弱いため、脱臼が起こりやすいという特徴があります。
また、元々四つ這い動物から進化してきた過程から、背中側の筋肉や靭帯などの組織は強く、前方の組織は弱く作られているため、前方に脱臼しやすくなっています。
肩関節脱臼の原因
- スポーツ: バスケットボール、ラグビー、バレーボールなど、激しい接触プレーのあるスポーツで起こりやすいです。
- 転倒: 高所から転落したり、手をついて転倒したりした際に起こることがあります。
- 交通事故: 車の衝突など、強い衝撃が加わった際に起こることがあります。
肩関節脱臼の種類
肩関節の脱臼には、大きく分けて前方脱臼と後方脱臼があります。
- 前方脱臼: 肩関節の脱臼のほとんどが前方脱臼です。腕が外側に開いて後ろに引かれるような力が加わったときに起こりやすく、肩の前側に腕の骨が飛び出ている状態になります。
- 後方脱臼: 前方脱臼に比べてまれな脱臼です。腕が内側に巻き込まれるような力が加わったときに起こりやすく、肩の後側に腕の骨が飛び出ている状態になります。
肩関節脱臼の症状
- 痛み: 脱臼した瞬間から激しい痛みを感じます。
- 変形: 肩の形が変形し、腕が通常の位置に戻せなくなります。
- 動きの制限: 脱臼した腕を動かすことができなくなります。
肩関節脱臼の診断
医師は、患者の症状や肩の触診、X線検査などを行い、肩関節の脱臼を診断します。
目視でも一目瞭然なので、MRIなどの検査は整復後に行います。
肩関節脱臼の治療
肩関節の脱臼の治療は、脱臼の種類や程度によって異なりますが、一般的には以下の方法が行われます。
- 整復: 脱臼した関節を元の位置に戻すことを整復と言います。医師が手技によって行うことが多いです。
- 固定: 整復後、ギプスやスリングなどで腕を固定し、関節が再び外れないようにします。
- リハビリテーション: 固定期間が終了した後、関節の動きを回復させるためのリハビリテーションを行います。
主に肩関節の回旋運動を行い、回旋筋腱板(棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋)鍛えることで肩関節の安定化を図り、再発予防をしていきます。
肩関節脱臼を繰り返す場合
一度肩関節を脱臼すると、再び脱臼しやすくなることがあります。
これを反復性肩関節脱臼と言います。反復性肩関節脱臼が続く場合は、手術が必要になることがあります。
まとめ
肩関節の脱臼は、強い力が加わることで起こる怪我です。早期に適切な治療を受けることが大切です。もし肩関節に痛みや違和感を感じたら、早めに医療機関を受診しましょう。
わからない点があれば、いつでも勝太のジムスタッフにご相談くださいね!
では、ステキな運動習慣を!!