BLOG
肉離れってなに?
こんにちは!勝太のジムの水野勝太です。
肉離れとは?
皆さんは「肉離れ」って聞いたことありますか?スポーツをしている人によく起こるケガの一つで、簡単に言うと、筋肉がピキッと切れてしまうことです。
例えば、急に走り出したときやジャンプしたときに、筋肉がグーっと伸びて、その力が強すぎて筋肉が耐えきれずに切れてしまうことがあります。これが肉離れです。
また、足が攣って、その後痛みが2~3日続くなんてことも経験があるかもしれませんが、これも軽い肉離れの一つです。
なんで肉離れになってしまうのか?
肉離れになる原因は、大きく分けて次の二つが考えられます。
• 準備運動不足
筋肉がまだ温まっていない状態で激しい運動をすると、筋肉が硬くなっていて、柔軟性が失われているため、肉離れを起こしやすくなります。
• 無理な運動
普段あまり運動をしていない人が、いきなり激しい運動をしたり、重い物を持ち上げたりすると、筋肉に大きな負担がかかって肉離れになることがあります。
肉離れになったらどうなるの?
肉離れになると、
• ズキズキとした痛み
患部に激しい痛みを感じます。
• 腫れ
患部が腫れてきます。
• 内出血
皮膚が内出血してアザになることがあります。
• 動けない
患部を動かそうとすると痛みが増し、思うように動けなくなります。
といった症状が現れます。
肉離れになったらどうすればいいの?
肉離れになってしまったら、以下の対処法を行うことが大切です。(RICE処置)
• 安静
まずは患部を動かさないように安静にすることが大切です。
• 冷却
氷などで患部を冷やします。炎症を抑え腫れや痛みの軽減に効果があります。また炎症を抑えることで回復が早まります。
• 圧迫
包帯やテーピングなどで患部を軽く圧迫すると、出血を止め、腫れを軽減する効果があります。
• 挙上
患部を心臓よりも高い位置に上げて、腫れを軽減します。
• 病院へ
重症の場合は、必ず病院を受診しましょう。
肉離れの重症度について
肉離れには、筋肉が傷つく程度によって、大きく分けて3つの種類があります。
1. 軽度(Ⅰ度)
• 筋肉の傷つき方: 筋肉の繊維がほんの少しだけ切れた状態です。
• 症状:患部を押すと痛みを感じますが、腫れや内出血はあまり見られません。動かすのも少し痛みを伴いますが、日常生活には支障がない程度です。
• 治療:安静、冷却、圧迫、挙上(RICE処置)を行い、数日~1週間程度で回復します。
2. 中等度(Ⅱ度)
• 筋肉の傷つき方:筋肉の繊維が部分的に切れてしまい、筋肉の機能が少し低下しています。
• 症状:患部に強い痛みがあり、腫れや内出血が見られます。患部を動かすと痛みが増し、日常生活に支障が出る場合があります。
• 治療:RICE処置に加えて、医療機関で治療を受ける必要があります。痛み止めや湿布薬の処方、物理療法(電気治療など)を受けることもあります。回復には2週間~4週間程度かかります。
3. 重度(Ⅲ度)
• 筋肉の傷つき方: 筋肉が完全に切れてしまい、筋肉の機能が大きく損なわれています。
• 症状:患部に激しい痛みがあり、腫れや内出血がひどく、患部が変形していることもあります。患部を全く動かすことができず、日常生活に大きな支障が出ます。
• 治療: 手術が必要になる場合もあります。回復には数ヶ月かかることもあります。
肉離れを予防するには?
肉離れを予防するためには、以下の点に注意しましょう。
⚪︎準備運動
運動の前には必ず準備運動をしっかりと行い、筋肉を温めて柔軟性を高めましょう。
⚪︎無理のない運動
自分の体力に合った運動を行い、無理のない範囲で運動しましょう。
⚪︎ウォーミングアップ
運動の前には、軽い運動で体を温めるウォーミングアップを行いましょう。
⚪︎クールダウン
運動の後には、ストレッチなどを行い、筋肉の疲労を回復させましょう。
まとめ
肉離れは、適切な処置をすれば、必ず治るケガです。しかし、放置しておくと、治りが遅れてしまったり、慢性的な痛みになったりすることがあります。
慢性的な痛みに関しては、筋肉内で癒着が起き、痛みが続くことがあるため、筋間リリースで癒着を剥がす必要があります。
また、経験上、筋肉の質が硬い人が起こしやすいため、日頃からのストレッチや運動後のケアで予防をしていきましょう。
日頃のストレッチや運動、慢性的な痛みに関しては勝太のジムスタッフにいつでもご相談ください。
肉離れにならないように、運動・食事など日頃から注意して、健康な体を維持しましょう。
では、ステキな運動習慣を!!