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肩の不調になっているかも!肩鎖関節とは??
こんにちは!勝太のジムPlus 玉岡です。
本日は『肩鎖関節』についてです。
肩鎖関節は、肩甲骨の一部である肩峰(けんぽう)と鎖骨の外側端が接する関節です。
腕の付け根の少し上、肩のこんもり盛り上がっているあたりにあります。
この関節は、上肢帯(肩甲帯)の動きを胸郭へと伝達する“連結部”の一つであり、肩甲骨の可動性と安定性の両方に関与します。
構造的には小さな関節ですが、肩を挙上・外転・回旋する際に微細ながらも重要な動きを担っています。
引用;https://ouchidekenkou.com/sheet/ouchi_s2/
なぜ肩鎖関節が大事なの?
私たちが腕を上げたり、肩を回したりできるのは、肩の関節だけじゃなくて、肩鎖関節を含めた複数の関節が連動して動いているから。
とくに、
・洋服を脱ぎ着するとき
・高い棚に手を伸ばすとき
・洗髪や洗顔のとき
こんな動きの裏側では、肩鎖関節がしっかり動いてくれているんです。
なぜ肩こりや不快感と関係するのか?
デスクワークやスマホ操作が続くことで、猫背・巻き肩の姿勢が習慣化すると、肩鎖関節には過度なストレスやズレが生じやすくなります。
その結果、肩甲骨や鎖骨の協調運動が乱れ、肩の可動域が制限されたり、肩周囲の筋緊張が慢性化しやすくなるんです。
肩の“詰まり感”や“引っかかり感”がある人は、肩鎖関節に微小な機能不全がある可能性も。
肩鎖関節に関わる筋肉は?
肩鎖関節の機能には以下の筋肉が密接に関係しています:
⚪︎僧帽筋(特に上部・中部線維)
⚪︎三角筋(特に肩峰部)
⚪︎肩甲挙筋・小胸筋
⚪︎鎖骨下筋
⚪︎胸鎖乳突筋(間接的に鎖骨の安定に関与)
これらの筋の柔軟性が崩れると、肩鎖関節にも不均衡な負荷がかかります。
ケア・改善のポイント
① 肩甲骨をしっかり動かすエクササイズ
肩鎖関節は、肩甲骨と鎖骨の動きが噛み合って初めてスムーズに動きます。
そのため、肩甲骨まわりの筋肉(僧帽筋や菱形筋など)を活性化させることが大事です。
② 胸まわりを柔らかく保つ
猫背や巻き肩があると、胸の筋肉(小胸筋など)が縮こまり、肩鎖関節に負担がかかります。
胸を開くストレッチを習慣にすることで、関節にゆとりが出てきます。
③ 姿勢を見直す(鎖骨と肩甲骨の位置を整える)
肩鎖関節は、姿勢の影響をかなり受けやすい関節です。
デスクワークやスマホ時間が長い人は、知らず知らずのうちに肩が前に出て関節にストレスがかかっています。