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姿勢を整える鍵は“丸める力”と“伸ばす力”のバランス
こんにちは!勝太のジムPlus玉岡です。
人間の身体の動きは、実は「屈曲」から始まります。
胎児は丸くなった姿勢(屈曲位)で子宮の中にいますし、生まれてすぐの赤ちゃんも、手足を引き寄せて、背中を丸めた姿勢が基本。
つまり、屈曲位は人間の発達における出発点です。
引用;https://www.kango-roo.com/learning/8532/
屈曲位がベースとして重要な理由
屈曲位では、体幹が安定しやすく、深部の筋肉(腹横筋や骨盤底筋、横隔膜、多裂筋など)も働きやすい状態にあります。
赤ちゃんが寝返りやずりばい、四つ這いを学んでいくのも、屈曲を保ちつつ少しずつ伸展へ移行する過程。
ここで十分に屈曲位を経験することで、重力に抗して体を支える力、そして四肢を自由に動かす運動パターンが身につきます。
屈曲優位が続いた場合に起こる不具合
ところが現代人は、長時間のデスクワークやスマホ操作、座位中心の生活により、“過剰に屈曲優位な状態”が慢性化しています。
これはつまり「伸展できない体」の始まり。
この状態が続くと、
- 胸椎の伸展ができず、肩が丸まり首が前に出る(巻き肩・ストレートネック)
- 骨盤後傾+股関節屈曲により、腰や膝への負担増
- 呼吸が浅くなり、自律神経にも影響が出る
つまり、動きの幅が制限され、姿勢や呼吸、痛みの問題へとつながりやすくなるのです。
伸展位を出すことのメリットと注意点
ここで必要になるのが「伸展の獲得」です。
胸椎や股関節の伸展が出てくると、
◎背骨が自然に立ち上がり、姿勢が整いやすくなる
◎肋骨が広がり、深い呼吸がしやすくなる
◎骨盤の前後バランスが取れ、脚の使い方が改善される
◎肩・腰・膝などの負担が分散される
といったメリットがあります。
ただし注意点もあり、「伸展=反らせばOK」ではないということ。
腰だけを反るような過剰な伸展(代償)は、逆に腰椎の圧迫や筋緊張を高め、痛みにつながるリスクがあります。
本当に必要なのは“ニュートラル”の再獲得
屈曲も伸展もどちらも大切。
その両方がバランス良く使えてはじめて、人間本来の“ニュートラルポジション”が安定します。
このニュートラルとは、
⚪︎骨盤が立ち、肋骨が骨盤の上に乗っている
⚪︎胸椎がやわらかく伸び、肩が後ろへ開く
⚪︎下腹部〜体幹が内側から支えている
という、外から無理やり作る姿勢ではなく、内側の筋肉で自然に保てるポジションです。
整えてから鍛える、動かして支える
当ジムでは、こうした「屈曲優位から伸展・ニュートラルへの回復」を、
〈理学療法士による可動性・筋膜の調整〉
〈ピラティスでの体幹コントロールの習得〉
〈パーソナルトレーニングでの動作パターン改善〉
といった形でサポートしています。
姿勢を変えるのではなく、「動き方を変える」こと。
そのために必要なのは、まず自分の体の状態を知ることからかもしれません。