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動かして引き締める、二の腕ケアのすすめ!
こんにちは!勝太のジムPlus 玉岡です。
夏になると、二の腕のたるみや見た目が気になる方が増えてきます。
特に、二の腕の裏側、いわゆる“振り袖”部分は年齢とともに変化が出やすく、鏡を見るたびに気になってしまうという声もよく聞きます。
しかし、こうした見た目の変化は、単に脂肪がついたというだけでなく、
「筋肉がうまく使えていない=機能していない」ことの表れでもあります。
上腕三頭筋とは?二の腕の主役
二の腕の裏側には、「上腕三頭筋」という筋肉があります。
この筋肉は、長頭・外側頭・内側頭という3つの部分から構成されていて、主な働きは「肘を伸ばす」こと。
例えば、重たいドアを押す、床から立ち上がる、荷物を高い棚に押し上げるといった動作で使われています。
また、上腕三頭筋のうち「長頭」は肩甲骨に付着しており、肩の安定性にも関わっています。
つまり、腕だけでなく肩の機能にも影響する重要な筋肉です。
筋肉が使えていないと起こる不調
この上腕三頭筋がうまく働かないと、以下のような問題が起こりやすくなります。
▪️肘や肩の動作が不安定になる(押す力が弱くなる、肘が痛みやすくなる)
▪️猫背・巻き肩の改善が難しくなる
▪️肩や腕がすぐ疲れやすい、腕が上がりにくい
これらは、筋肉の見た目以上に身体の機能に影響します。いわば「動けない二の腕」は、全身のパフォーマンス低下や不調の引き金にもなり得るのです。
改善のポイントは「自然に働ける状態」をつくること
二の腕を引き締めるために、いきなり負荷の高いトレーニングを始める方も多いのですが、実はそれよりも大切なのが、「筋肉が本来の働きをしやすい状態に整えること」です。
普段あまり使われていない筋肉は、眠っているような状態になっていることもあります。まずはその筋肉を目覚めさせ、気持ちよく動かせる準備をしてあげましょう。
1. 肩まわりの動きを整える
肩甲骨や胸まわりの動きが硬いと、二の腕の筋肉(特に上腕三頭筋)がうまく働きにくくなります。深呼吸をしながら胸を開くストレッチや、肩甲骨を大きく動かす体操を取り入れて、まずは土台を整えていきましょう。
2. 小さな動きから感覚を思い出す
チューブや軽いダンベルを使って、肘をゆっくりと伸ばす練習をしてみましょう。このとき、力いっぱいやる必要はありません。
丁寧に、どの筋肉が働いているかを感じながら動かすことで、自然と筋肉が「ここで使われるんだ」と思い出してくれます。
3. 日常動作の中で「押す」動きを意識する
例えば壁を押すような軽いエクササイズや、荷物を前に出すときに少し意識するだけでも、二の腕は日常の中で働きやすくなります。
特別なトレーニングをしなくても、日常の動きを“ちょっとだけ意識する”ことが、機能を取り戻す一歩になります。
見た目と機能、どちらも大切に
二の腕のたるみは、見た目の問題だけでなく、身体の機能面からも見直すべきポイントです。筋肉をうまく使えるようになることで、姿勢や動きが改善し、結果として自然に引き締まったラインにもつながります。
この夏は、ただ細く見せるだけではなく、「しっかり動ける二の腕」を目指して、見た目も機能も手に入れましょう。