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ステロイドについて
こんにちは!
勝太のジムの水野勝太です!
今回はステロイドについてです。
ステロイドって何?
ステロイドは、私たちの体の中で作られるホルモンの一種です。ホルモンとは、体の中で作られる化学物質で、体の様々な機能を調節する役割を持っています。ステロイドは、炎症を抑えたり、免疫を調節したり、体の成長や発達に関わったりするなど、様々な働きをしています。
毒にも薬にもなり、開発当初は魔法の様な薬として、全国の医師が多様したらしいですが、副作用があることから使い方に注意されるようになったそうです。
ステロイドの種類
ステロイドには、大きく分けて2つの種類があります。
〈副腎皮質ステロイド〉
副腎という臓器で作られるステロイドです。
炎症を抑えたり、免疫を調節したりする働きがあります。
薬として使われるステロイドは、この副腎皮質ステロイドを人工的に作ったものです。
〈性ステロイド〉
男性ホルモンや女性ホルモンのことです。
体の成長や発達、生殖機能に関わっています。
ステロイドの働き
ステロイドは、体の中で次のような働きをします。
- ・炎症を抑える:
- 炎症とは、体が異物や刺激を受けたときに起こる反応です。
- ステロイドは、炎症を引き起こす物質の働きを抑えることで、炎症を鎮めます。
- ・免疫を調節する:
- 免疫とは、体が病原体などの異物から身を守る仕組みです。
- ステロイドは、免疫細胞の働きを抑えることで、免疫反応を調節します。
- ・体の成長や発達に関わる:
- ステロイドは、骨や筋肉の成長を促進したり、思春期の体の変化に関わったりします。
- ・その他:
- ステロイドは、血糖値を上げたり、血圧を上げたりする働きもあります。
ステロイドが使われる病気
ステロイドは、様々な病気の治療に使われます。
- ・炎症性疾患:
- 関節リウマチ、喘息、アトピー性皮膚炎など、炎症が原因で起こる病気
- ・自己免疫疾患:
- 全身性エリテマトーデス、潰瘍性大腸炎など、免疫が自分の体を攻撃してしまう病気
- ・アレルギー疾患:
- 花粉症、食物アレルギーなど、アレルギー反応によって起こる病気
- ・その他:
- 臓器移植後の拒絶反応を抑えるため、がんの治療など
ステロイドの使い方
ステロイドには、様々な使い方ががあります。
- ・飲み薬:
- 全身に効果があります。
- ・塗り薬:
- 皮膚の炎症を抑えるために使われます。
- ・注射薬:
- 関節や筋肉などの炎症を抑えるために使われます。
- ・吸入薬:
- 喘息などの呼吸器の病気に使われます。
ステロイドの副作用
ステロイドは、効果の高い薬ですが、副作用もあります。
- 感染症にかかりやすくなる:
- 免疫力が低下するため、風邪やインフルエンザなどにかかりやすくなります。
- 骨がもろくなる:
- 骨粗しょう症になりやすくなります。
- 血糖値が上がる:
- 糖尿病になりやすくなります。
- 血圧が上がる:
- 高血圧になりやすくなります。
- その他:
- ムーンフェイス(顔が丸くなる)、体重増加、ニキビ、不眠など
副作用は、ステロイドの種類や量、使用期間によって異なります。医師の指示に従って、正しく使用することが大切です。
ドーピングで使われる、アナボリックステロイドとは
男性ホルモンであるテストステロンに似た作用を持つ合成ステロイドの一種です。主に筋肉増強作用と男性化作用を持ち、医療分野では特定の疾患の治療に用いられますが、スポーツ分野ではドーピング薬物として禁止されています。
〈アナボリックステロイドの主な作用〉
- ・筋肉増強作用:
- タンパク質合成を促進し、筋肉の成長を促します。
- 筋肉の回復を早め、より高強度のトレーニングを可能にします。
- ・男性化作用:
- 男性らしい体つきや声の変化をもたらします。
体毛の増加やニキビの悪化などを引き起こすことがあります。
- 男性らしい体つきや声の変化をもたらします。
ステロイドを使うときの注意点
- ⚪︎医師の指示に従って、用法・用量を守って使用する。
- ⚪︎自己判断で薬の使用を中止しない。
- ⚪︎副作用が現れた場合は、すぐに医師に相談する。
- ⚪︎感染症予防のため、手洗いやうがいをしっかり行う。
ステロイドは、正しく使えば非常に効果的な薬ですが、副作用もあることを理解しておく必要があります。
お使いの際は、医師の指示に従って用法・用量にお気をつけてつつ、ご自身でも調べてみてください。
不明な点があれば、勝太のジムスタッフまでお聞きください!
では、素敵な健康習慣を!!