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変形性膝関節症について
こんにちは!
勝太のジムの水野勝太です!
今回は変形性膝関節症についてです!
変形性膝関節症とは?
変形性膝関節症は、膝関節の軟骨がすり減り、関節が変形することで痛みや動きづらさを感じる病気です。加齢や肥満、関節への過度な負担などが原因として挙げられます。
引用;https://www.saiseikai.or.jp/medical/disease/knee_osteoarthritis/
原因
- ⚫︎加齢: 年齢とともに軟骨が劣化し、すり減りやすくなります。
- ⚫︎肥満: 体重が増えると、膝関節への負担が大きくなり、軟骨が早くすり減ってしまいます。
- ⚫︎関節への過度な負担: スポーツや仕事など、膝に負担がかかる活動の繰り返しは、軟骨を傷つけます。
- ⚫︎関節の形状異常: O脚やX脚など、生まれつきの関節の形状異常も原因の一つです。また、股関節や骨盤の生まれつきのものも影響します。例えば、女性は出産のため骨盤が広くとられており、その影響で膝の外反角度が生まれつき強く、女性の半数が膝の変形リスクがあると言われています。
- ⚫︎外傷: 膝の骨折や靭帯損傷などの外傷が、変形性膝関節症の発症を早めることがあります。また膝ではなくても、過去の足首の捻挫や股関節や骨盤の歪みからも影響を受けます。
症状
- ⚫︎痛み: 立ち上がり時や歩き始め、階段昇降時などに痛みを感じることが多く、進行すると安静時にも痛みが生じます。
- ⚫︎こわばり: 朝起きた時や長時間同じ姿勢をとっていた後に、膝がこわばり、動きにくいことがあります。
- ⚫︎腫れ: 関節に水が溜まり、膝が腫れることがあります。
- ⚫︎変形: 膝がO脚やX脚に曲がったり、関節が腫れて大きくなったりすることがあります。
⚫︎歩行困難: 痛みや変形が進むと、歩くのが困難になることがあります。
診断
- ⚫︎問診: いつから痛み始めたか、どのような時に痛みが増すかなど、詳しく症状を聞かれます。
- ⚫︎画像検査: X線検査、MRI検査などを行い、関節の変形や軟骨の損傷の状態を確認します。関節の間の隙間の狭さや、骨が尖る骨棘の有無を確認します。
- ⚫︎変形のグレードは1〜4まであり、ステージ2以上が変形性膝関節症と診断されます。
治療
変形性膝関節症の治療法は、症状の程度や患者さんの年齢、生活習慣などによって異なります。
- ⚫︎薬物療法: 痛み止め、消炎鎮痛剤、軟骨保護剤などが使用されます。
- ⚫︎物理療法: 温熱療法、電気療法、超音波療法などを行い、痛みを軽減し、筋肉をリラックスさせます。
- ⚫︎運動療法: 筋肉を強化し、関節の動きを良くするための運動を行います。
- ⚫︎関節注射: ヒアルロン酸注射やステロイド注射などを行い、痛みや炎症を抑えます。
- ⚫︎手術療法: 薬物療法や運動療法などで改善が見られない場合、人工関節置換術などの手術が検討されます。
予防
変形性膝関節症の予防には、以下のことが大切です。
- ⚫︎適度な運動: 筋力トレーニングや有酸素運動を行い、膝周りの筋肉を強化しましょう。
- ⚫︎体重管理: 肥満は膝への負担を増やすため、適正な体重を維持しましょう。
- ⚫︎正しい姿勢: 日常生活の中で正しい姿勢を心がけ、膝への負担を減らしましょう。
⚫︎靴選び: クッション性のある靴を選び、足への衝撃を吸収しましょう。
変形性膝関節症の手術療法の種類
- 関節鏡視下手術:
- 膝関節内に小さなカメラと手術器具を入れて、関節内の損傷部分を直接観察しながら治療を行います。
- 軟骨の破片の除去、軟骨の滑沢化、半月板の修復などが行われます。
- 侵襲が少なく、回復が早いという特徴があります。
- 高位脛骨骨切り術:
- 膝の変形を矯正するために、脛骨(すねの骨)を切って角度を変える手術です。
- 変形が原因の痛みを軽減し、関節への負担を減らす効果があります。
- 人工膝関節置換術:
- 損傷した膝関節を人工関節に置き換える手術です。
- 痛みや変形が著しい場合に行われます。
- 全置換術(膝関節全体を交換)と単顆置換術(関節の一部を交換)があります。
最近では新たな選択肢があり、
- PRPーFD注射:傷の修復を促す有効成分を血液から抽出して、症状の改善を目指します。
- 培養幹細胞治療:脂肪から幹細胞を採取し、培養して、膝関節に注入することで、炎症と痛みを緩和する治療法です。
どちらも最新の治療法で、まだ保険が適用となっていません。
この新しい治療法は、後日こちらのブログで取り上げますね!
生活上の注意点
- 無理な運動は避けましょう: 痛みを感じたら無理せず、休養をとりましょう。
- 冷やしたり温めたり: 熱があり、晴れている場合はアイシング、炎症期が過ぎて慢性的な痛みが続くようならホットパックなどで温めるようにしましょう。
- 長時間の同一姿勢: 正座や長時間同じ姿勢を避けるようにしましょう。
階段の下りはゆっくりと: 階段の下りは特に膝関節への負担になります。手すりなどを利用して、ゆっくりと降りましょう。
まとめ
変形性膝関節症は、早期発見・早期治療が大切です。痛みを感じたら、早めに整形外科を受診し、医師に相談しましょう。
わからないことがあれば、勝太のジムスタッフまでご相談ください!!
ではステキな健康習慣を!!