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よく起こる怪我 捻挫とは?
こんにちは!勝太のジムの水野勝太です!
今回は捻挫についてです。
捻挫ってどんなケガ?
捻挫とは、足首をぐねっとひねったり、手をついてしまって関節をグネっとひねったりしたときに起こるケガのことです。
関節を支えている靭帯(じんたい)が伸びすぎたり、靭帯の繊維が切れったりします。
引用;https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/health/symptom/08_nenza/
捻挫の原因は?
捻挫の原因は、急に強い力が関節にかかってしまうことで起きます。
- スポーツをしているとき: バスケやサッカーなど、急に方向転換したり、ジャンプしたりするときに起こりやすい
- 階段を踏み外したとき: 足を踏み外して、バランスを崩したときに起こりやすい
- 不整地など歩いているとき: 段差につまづいたり、ぬかるんだ道を歩いたりしたときに起こりやすい
- 車で追突されたとき: いわゆる「ムチウチ」ですが、病名としては頚椎捻挫になります。
捻挫の応急処置
捻挫をしてしまったら、すぐに応急処置をすることが大切です。
するかしないかでは、圧倒的に治るスピードが変わります。
- 安静にする: 患部を動かさないようにして、安静にする
- 冷やす: アイスノンや保冷剤などで患部を冷やす(15~20分を目安に)
- 圧迫する: 包帯などで患部を圧迫する(腫れを軽減させる効果がある)
- 挙上する: 患部を心臓よりも高い位置に上げる(腫れを軽減させる効果がある)
捻挫の治療
応急処置をした後も痛みや腫れがひかない場合は、病院を受診しましょう。
病院では、まずレントゲン検査やMRI,エコー検査等をして、骨折などの他のケガがないか確認します。その後、患部の状態に合わせて、湿布や痛み止め、固定具などが処方されます。
腫れが酷い場合や、捻挫部位に内出血がある場合は、ギプス固定やシーネ固定などを行います。
捻挫ぐらいでギプスは大袈裟と思われる方が多いですが、固定をする方が、予後が良いです。
捻挫による靭帯損傷は、靭帯が伸びることで起きます。
伸びて関節が不安定なままだと、足首のぐらつきから膝関節への負担増大につかがることもありますので、まずはドクターの診察を受け、必要と判断されれば固定をするようにしましょう。
リハビリの3つのステップ
リハビリは、大きく分けて3つのステップで行われます。
初期段階: 腫れや痛みが残存していても、関節に負担のかからない方向へ少しずつ動かしていく段階です。
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- 軽い運動: 足指を動かしたり、足首を回したりするなど、簡単な運動から始めます。
- ストレッチ・筋膜リリース: 患部の周りの筋肉をゆっくりと伸ばしていきます。
- 固定: まだ不安定な場合は、サポーターなどで固定することもあります。
中期段階: 関節の動きが改善してきたら、より積極的に運動を行います。
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- 筋力トレーニング: 患部の周りの筋肉を強化するための運動を行います。
- バランス訓練: 片足立ちや不安定な面の上で立つなど、バランス感覚を養う運動を行います。
- 歩行練習: 少しずつ歩行距離を伸ばしたり、階段の上り下りを行ったりします。
後期段階: 関節の動きがほぼ回復し、日常生活に支障がなくなった段階です。
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- スポーツ復帰: 以前行っていたスポーツに復帰するためのトレーニングを行います。
- 予防運動: 捻挫を繰り返さないための運動を継続的に行います。
捻挫を予防するには?
捻挫を予防するためには、以下のことに注意しましょう。
• 正しい靴を選ぶ: ヒールや底の厚い靴、踵のないスリッパなどは極力避けましょう。
• インソールを入れる: 扁平足が強い方は特に足首がぐらつきやすく、捻挫が起きやすい方が多いです。インソールを入れて、足首を安定させることで捻挫を予防します。
• 足指のトレーニング: 足指の筋肉を鍛えることで足関節が安定し、捻挫を予防します。
• テーピング: 足元がぐらついている方に関してはテーピングで安定させるのもオススメです。
• 運動靴を選ぶ: 街歩きの時は運動靴、山歩きの時は山登り用の靴など、時と場合に応じて靴を選びましょう。
捻挫は、日常生活で起こりやすいケガの一つです。もし捻挫をしてしまったら、すぐに応急処置を行い、早めに病院を受診することが大切です。
わからない点があれば、いつでも勝太のジムスタッフにご相談くださいね!
では、ステキな運動習慣を!!