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首の後ろにある後頭下筋群とは?
こんにちは! 勝太のジムPlus 玉岡です。
本日は『後頭下筋群』という首の後ろに位置する小さな筋肉についてです。
首の上部の骨と頭蓋骨をつないでおり、頭の繊細な動きや姿勢の維持に関係しています。また、目の動きにも関係しています。
後頭下筋群
1、大後頭直筋
第2頚椎の棘突起から始まり、後頭骨に付着します。
頚椎の伸展(頭を後ろに反らせる)や、収縮することにより頭を回旋させる役割があります。
2、小後頭直筋
第1頚椎の後結節から始まり、後頭骨に付着します。大後頭直筋のすぐ内側にあります。
頚椎の伸展の役割があります。
3、上頭斜筋
第1頚椎の横突起から始まり、後頭骨に付着します。
頚椎の伸展と、側屈(左右に傾ける)も役割があります。
4、下頭斜筋
第2頚椎の棘突起から始まり、第1頚椎の横突起に付着します。他の後頭下筋と違って直接頭蓋骨に付着しない筋肉です。
第1頚椎と同じ方向への回旋の役割があります。
後頭下筋群の不調は
❶頭痛
後頭下筋群が過緊張を起こすと、後頭部から首にかけての頭痛が起きます。
これは、緊張型頭痛や偏頭痛に似た痛みとして現れることが多いです。
❷首や肩のこり
後頭下筋群の緊張が続くと首や肩のこりがひどくなることがあります。
長時間のデスクワークや悪い姿勢が原因で筋肉に過度な緊張がでてしまいます。
❸目の疲れ
後頭下筋群の緊張が続くと近くを通る神経や血管が圧迫され、この圧迫が視神経に影響され目の疲れや視界がぼやけるなど引き起こすことがあります。
❹首の可動域の制限
筋肉の緊張がひどくなると首を動かす際に痛みや硬さを感じ、動かしづらくなることがあります。
おすすめのストレッチ
後頭部を軽く手で包み込み、そのまま顔をうなづくように下に向けます。
手で下に押さえないように気をつけて、手は少し支えてるくらいで大丈夫です。
斜め下にもストレッチをしてみましょう。左右とも20秒くらいじっくり伸ばしましょう。
気持ち良いくらいの伸びを感じる程度で大丈夫です。
指で首の後ろ右側の上部のあたりをつまみ、顔を反対側に向けていきます。
左側も同じようにストレッチをしていきます。