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腱鞘炎の原因と予防法について
こんにちは!
勝太のジムの水野勝太です!
今回は腱鞘炎についてです。
腱鞘炎とは?
手の中にある、指を曲げたり伸ばしたりする時に使うひものような部分を「腱(けん)」といいます。
この腱がスムーズに動けるように、トンネルのような筒の中を通っているのですが、
この筒のことを「腱鞘(けんしょう)」と呼びます。
この筒のような腱鞘の中で、腱と腱鞘がこすれ合って炎症を起こしてしまうのが「腱鞘炎」です。
腱鞘炎になる原因は?
腱鞘炎になる主な原因は、手や指の使い過ぎです。
- ・パソコンやスマホの使い過ぎ: 長時間同じ姿勢で指を動かし続けると、腱に負担がかかります。意外とパソコン仕事の方が多い印象。
- ・家事: 料理や掃除など、同じ動作を繰り返す家事も原因の一つです。自分は焼きそばを作っている時に、菜箸で炒めていると手に負担を強く感じます
- ・楽器の演奏: ピアノやバイオリンなど、指を細かく動かす楽器の演奏も腱鞘炎を引き起こすことがあります。
- ・スポーツ: テニスやゴルフなど、特定の動作を繰り返すスポーツも注意が必要です。自分の経験上、右打ちのゴルファーは左親指に腱鞘炎がみられる事が多いです。
他にも・・・
- ・女性: 女性ホルモンの影響で、妊娠中や更年期に多く見られます。
- ・糖尿病患者: 糖尿病は、神経や血管に障害を起こしやすいため、腱鞘炎になりやすいと言われています。
- ・関節リウマチ患者: 関節リウマチは、関節の炎症を引き起こす病気で、腱鞘炎を合併することもあります。
腱鞘炎の症状
腱鞘炎になると、どんな症状が出るのでしょうか?
- ・痛み: 指の付け根や手首に痛みを感じます。特に、指を曲げたり伸ばしたりする時や、力を入れる時に痛みが強くなります。
- ・腫れ: 患部が腫れて、熱をもつこともあります。
- ・こわばり: 朝起きた時などに、指がこわばって動きにくいことがあります。
- ・ばね指: 指を曲げたり伸ばしたりする時に、引っかかるような感じがしたり、バネのように弾むことがあります。
腱鞘炎にならないために
腱鞘炎にならないためには、普段から手や指のケアや負担を減らすよう、心がけることが大切です。
- ⚪︎休息: 手を休ませ、無理な作業は避けましょう。
- ⚪︎温冷療法: 温かいタオルで患部を温めたり、冷やしたりすることで、痛みを和らげることができます。
- ⚪︎ストレッチ: 手や指のストレッチをこまめに行い、筋肉をほぐしましょう。
- ⚪︎手袋: 手をよく使う際、特に重いものを持つことが多い時は、滑り止め機能のついた手袋をすることで、手の負担を減らすことができます。
- ⚪︎道具を太くする:菜箸や、編み針、ペンなどを太くすると、腱への負担を減らすことができます。
腱鞘炎になってしまったら
もし、腱鞘炎になってしまった場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
医師は、症状に合わせて、以下の治療を行います。
- 薬物療法: 炎症を抑えるための薬や、痛み止めなどが処方されます。
- 物理療法: 温熱療法や超音波治療などを行います。
- 注射療法: ステロイド注射などを行います。
- 手術: 重症の場合には、手術が必要になることもあります。
自分の経験上、なかなか痛みが落ち着かない場合は、ステロイド注射がとても回復が早いです。
注射の翌日には痛みがなくなるなんてことも。ただ、腱の硬さは残るので、ストレッチやマッサージ等は続けた方が良いです。
腱鞘炎の予防・改善ストレッチ
⚫︎屈筋群のストレッチ
肘を伸ばし、手のひらを上に向け、人差し指から小指までを反対の手で押さえて、伸ばす。手のひら側の筋肉が伸びます。
⚫︎親指のストレッチ
肘を伸ばし、手のひらを上に向け、親指を反対の手で手の甲側から掴み、下へ引き下げる。母指球のあたりが伸びます。
⚫︎伸筋群のストレッチ
肘を伸ばし、手のひらを下に向け、反対の手で指を押さえる。手の甲側の筋肉が伸びます。
注意点
- 痛みを感じたら、すぐに中止しましょう。
- 運動の際は、正しいフォームで行うことが大切です。不安な際はいつでも勝太のジムスタッフにご相談ください。
- ストレッチの強度や回数は、ご自身の体力に合わせて調整しましょう。
まとめ
腱鞘炎は、放っておくと日常生活に支障が出てしまうことがあります。早期発見・早期治療が大切です。
- 手や指の使い過ぎに注意しましょう。
- 痛みを感じたら、早めに医療機関を受診しましょう。
- よくわからない点や不安な点があれば、勝太のジムスタッフに、いつでもご相談ください。
では、ステキな健康週間を!!